生け花×キャリアコンサルティング  ~自分らしさの見つけ方➀~

生け花×キャリアコンサルティング  ~自分らしさの見つけ方➀~

今日は華道の始まりである、池坊の生花(しょうか)キャリアコンサルティング的視点からの「自分らしさの見つけ方」についてです。

「生花」(アカメヤナギ、小菊)

~生花とは~
草木の命が現れる出生(しゅっしょう)の美に注目します。出生とは草木それぞれが持つ特徴、いわば個性で、草木が懸命に生きる様々な姿に美を見出したものが出生美です。生花は草木の出生美にもとづき、一瓶の中に品格をもって草木の命を表そうとする様式です。 「池坊公式サイトより」
つまり、 「その花”らしさ”の美しさ」を活かして、生けるということです。
「バラはバラの美しさ」「ユリはユリの美しさ」があります。

バラがユリにはなれませんし、逆もしかりです。そして、バラがユリになろうとすればバラの美しさはなくなってしまいます。
また、太陽の位置により茎が曲がったり、雨や風により、花びらや葉が破れていることも有ります。
その茎を無理矢理まっすぐにしようとすれば、茎が折れてしまったり、葉を接着剤でつなげば不自然さが残ります。起きたことを変えることは出来ませんので、起きた出来事をどう活かすかが大切です。
これは、キャリアコンサルティングの中での自分らしさの見つけ方とも共通します。

 

キャリアコンサルティング的 
~自分らしさの見つけ方①~

キャリアコンサルティングや心理学、社会学では、自分らしさのことを「アイデンティティ」と呼んだりします。
この言葉は、アメリカの著名な心理学者エリク・エリクソンが提唱しました。

アイデンティティとは?
ある者が何者であるかについて他の者から区別する概念、信念、品質および表現をいう。

つまり、アイデンティティとは「その人らしさ」を示します。
このアイデンティティを確立する上で大切な事が、「葛藤や迷い、つまり自分との戦いの時間」が非常に大切になります。
葛藤や迷いを経ることにより、「自分は何者なのか?」という問に答えられるようになります。
言い換えれば、「葛藤、迷い」とはその人の「その人らしさ=オリジナリティ」を育む時間になります。

爆笑問題の太田光さんの「気づき」

「サンデー・ジャポン」 で爆笑問題の太田光さんがこんな話をされていました。
「高校生くらいの時に、何も感動できなくなった時があったんですよ。物を食べても、味もしない。
そういう時に『このまま死んでもいいな』っていうぐらいまで行くんだ。
だけど、その時に俺のきっかけだったけど、たまたま美術館行ってピカソの絵を見た時に、急に感動が戻ってきたの。
何を見ても感動できなかったんだけど、ピカソが理解できたってわけじゃないんだけど、その時の俺には『こんな自由でいいんだ表現って』と思えた。」

記事元: 「サンデー・ジャポン」

太田光さんが感動した作品
ピカソ作「泣く女」
画像出典元:httpwww.art-library.compicassoweeping-woman.html

この経験は太田光さんの生きる上での原点になっている「きっかけ」だと思います。
この経験も「葛藤、迷い」という時間が存在しました。
しかし、この要因がなければ、大きな「気づき」もなかった、そして、その大きな「気づき」が太田光さんのオリジナリティにつながっていきます。
まさに、アイデンティティを確立する上で大切な「葛藤や迷い」つまり「自分との戦いの時間」だったのです。
なので、もし今自分が何者なのか分からずに葛藤や迷いの中にいる方も、その時間があるからこそ出会える自分がいます。

その花らしさ、その人らしさ

花も同じですが、太陽の日当たりが悪い事で、茎が真っ直ぐに伸びず曲がったりします。この曲がった茎の流れに美しさが生まれ、同じバラでも、そのバラしか表現出来ない「美」がそこに宿ります。
プラスな出来事、マイナスな出来事も起きた事は変えられません。
なので、深呼吸して起きた出来事を「どう活かすかを考えてみて下さい。」
そうすることで、「自分らしさ=自分のアイデンティティ」に気付けるはずです。
次回の次回は「自分らしさの見つけ方② ~起きた出来事の活かし方~」についてお話します。

長い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。
また、定期的に更新しますので、読みに来て下さい。